事業内容

ICOM The DNA
1994年に開業したイコムは、不動産業社として開業しました。
世間ではまだインターネットが広まる以前の時代です。
不動産もインターネットの普及により、売り買いのコミュニケーションが一気に拡大する時代になると先読み、名付けたのが、「インターネットコミュニケーション(ICOM)」のはじまりでした。
不動産業社とは、売買・賃貸における仲介業及び、買取・販売、賃貸募集または、賃貸・物件管理などを業とする会社のことを言います。
開業して間もなく、イコムは早々にも業種転換し、一般的な不動産業を捨て、「土地活用事業社」として再スタートします。
その転機とも言える業種転換のきっかけともなったのが、「貸地」との出会いでした。
貸地とは
貸地というサービスが一般的となった言わば「原点」は、意外にもシンプルでかつ、目から鱗というような盲点を突いたニーズにより生まれたものでした。
「あんたになら貸してもいいよ」
これが原点でした。
昔、あるところに大地主がいました。
不動産業を営んでいたAのところに、この大地主が持つ土地を貸して貰えないか?という相談に来たのは大地主とは関わりのないの赤の他人のBでした。
古くから、不動産に絡むトラブルは多く、大地主たちの多くは土地の貸し借りについて積極的とは言えない時代の話です。
AはBの要望を届けに大地主のところへ向かうと、「あんたになら貸してもいいよ」という意外な返答かえってきて驚いたのでした。
間もなくしてAは貸地というサービスをスタートさせます。
Aは大地主と賃貸借契約を結び、更にBとも賃貸借契約を結ぶことで、Aは大地主と同じ立場の地主としてBに土地を貸し出すこととなったのです。
使命感
貸地というサービスが生まれたポイントは要約すると大きくまとめて2点にあると思います。
一つ目は、リスクを背負う「地主」と同じ立場に自らを置くこと。
二つ目は、手数料のようなフロー収入ではなく、家賃というストック収入を稼ぐモデルであること。
自らを地主という立場に置くことは決して簡単な決断ではなかったように思います。
家賃を滞納されるリスクや、土地を無作法に使用されることの懸念は尽きず、言わば地主が背負うリスクそのものが運営者の責任となるからです。
経営の神様ピター・ドラッカーの言葉を借りるのであれば、「ビジネスにおける成功の鍵は、責任にある」という一言に尽きると思います。
貸地というサービスで得たものは多いですが、一番大きかったことはこの責任を負うという「使命感」です。
この使命感により、イコムはこれを機に急成長します。
貸地から更なる発展へ
「ICOM The DNA」と語るうえで、不可欠となるのがこれまでにも説明してきた貸地というビジネスです。
イコムは、貸地を原点にこれまでに幅広く土地活用のノウハウと実績を積み上げ、ストック収入で業を成す会社として発展してきましたが、今後はここから先の展開に向け新たな領域でのビジネスに展開していきます。
これまで貯め込み収集してきた情報の数々は、データサイエンスの技術を使いこれまでにない情報提供者となり土地活用事業者としてのパイオニアとして世界に向け発信していきます。